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DEEN「The DAY」 

The DAY
The DAY
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DEEN
RCAアリオラジャパン (1998-12-16)
売り上げランキング: 7,253


☆収録曲☆
B01. ONE DAY:★★★☆
A02. love me:★★★★☆
A03. 手ごたえのない愛:★★★★★
A04. GRAVITY:★★★★☆
S05. VOYAGE:★★★★★
B06. Guilty ~消えることのない罪~:★★★☆
B07. 逢いにゆくよ:★★★☆
B08. 眠ったままの情熱:★★★★
B09. さよなら:★★★★
A10. 君さえいれば:★★★★☆
B11. 君のいないholiday:★★★★
B12. A day in my life:★★★☆

発売日:1998年12月16日
レーベル:BMGジャパン

DEEN、3rdアルバム。前作『I wish』から2年3ヵ月振りのリリースで間を挟む形で発売されたベスト『SINGLES+1』以降に発売されたシングル3曲を含む内容となってます。

まずアルバム導入曲といった趣きのM1「ONE DAY」はアコースティックで穏やかな曲調と優しい歌声が聴き心地良く、小曲ながらもアルバムのテーマである"1日"の始まり、すなわち朝のイメージが浮かぶ良曲です。

M2「love me」は本作未収録の12thシングル「君がいない夏」のc/wに収録されていた曲で力強いバンドサウンドのみならず確かな歌とメロディが聴き手を掴むポップロックナンバーで表題曲に負けず劣らずな仕上がりで改めてアルバムに収録されたのも納得ですね。ちなみに表記はされてませんがギター、ベース、ドラムを録り直したシングルとは異なるバージョンで収録されてるそうです。

M3「手ごたえのない愛」は16thシングルで『名探偵コナン』のOP曲で知られる同じビーイング所属の小松未歩による提供曲。前曲の流れを汲みつつもポップさよりもシャープさやストイックな一面を打ち出した事でより力強い印象を感じるロックナンバーでこれまたなかなかの名曲です。

M4「GRAVITY」はDEEN名義による作曲のアルバム新曲でこれまた前2曲と同じ方向性のシャープなロックといった仕上がりながらもメロディの強さでしっかり差別化できているのが好印象。曲自体も評価の通りかなり気に入ってます。

M5「VOYAGE」はここまでの流れから一転したバラードナンバーで歌やメロディーの良さは当然としてバンドサウンドを軸に笛系の音色やコーラス等の装飾によって力強さと大陸的?な壮大さを感じる仕上がりになっており「このまま君だけを奪い去りたい」をはじめとした代表バラードとはまた違う魅力がある名曲で個人的に本作におけるベストトラックとなっております。

M6「Guilty ~消えることのない罪~」とM7「逢いにゆくよ」は前曲の流れを引き継いだ聴かせるバラードになっておりどちらも良い曲ではありますがM5が一つ抜けて印象的かつクライマックス感が強いせいかこの流れで聴くとどうしても地味に感じてしまうのが惜しいところか。

M8「眠ったままの情熱」はテンポのあるポップロックな仕上がりでM2~M4と比べるとポップ寄りな感じでそれらと比べると見劣りするものの十分な良曲です。

M9「さよなら」はバンドサウンドよりも歌やメロディを重視したミドルテンポな仕上がりで地味ながらも沁みてくる一曲になってます。

M10「君さえいれば」は15thシングルでアニメ『中華一番!』のOPテーマになった曲でM3同様に小松未歩の提供曲。アルバム前半のような勢いあるストイックなロックサウンドとメロディが光る仕上がりでアルバム終盤を盛り上げてくれる名曲になってます。

M11「君のいないholiday」はアコースティックなミディアムナンバーで恋人のいない休日を楽しもうと意気込んではみたものの何だかんだでいない寂しさを感じる歌詞が微笑ましい一曲です。曲自体もなかなか良いと思います。

最後のM12「A day in my life」はM1同様にアルバムのアウトロの役割を担う小曲でバンド演奏ではなくメンバーによる歌とコーラスのアカペラで構成された曲でアルバムテーマの"1日"の終わり、すなわち夜を思わせる仕上がりになってます。

曲毎にも述べたようにアルバム全体通してシャープでストイックなバンドサウンド(+α)と耳に残るメロディで最後まで飽きさせない一枚で個人的には彼らのアルバムの中でも一、二を争う傑作だと思います。今作以降は完全な自作体制へシフトし楽曲の方向性も広げていくのを踏まえるとビーイング期の集大成的な印象を感じる作品でもありませ。惜しいのはM5~M7のバラード続きな所が若干の中だるみと各曲(というか6と7)の印象が相殺されてしまった所ですかね。この流れがもっとスムーズなら更に印象が高くなってただろうし曲の存在も光ってたかもしれない。あと先にベストに入った事で選曲漏れした「君がいない夏」「夢であるように」も収録して欲しかったというのは贅沢な悩みか(笑)。何はともあれそれでも一定以上に良いのは間違いないので興味がある人は勿論。1st、2ndアルバムやベスト辺りで離れてしまった人にも是非聴いていただきたいですね。

印象度:★★★★☆

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